2026-10-08

東北大学発スタートアップNanoFrontier、韓国最大の半導体展示会「SEDEX 2026」に出展

東北大学発スタートアップNanoFrontier、韓国最大の半導体展示会「SEDEX 2026」に出展

日本企業共同館(COEX Hall D)にて、半導体工程の薬液・排水向けPFAS検出試薬と測定サービスを韓国の半導体・材料・水処理企業へ提案

NanoFrontier株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役:井上 誠也、以下「NanoFrontier」)は、2026年10月14日(水)から16日(金)にソウル・COEXで開催される韓国最大の半導体専門展示会「第28回 半導体大展(SEDEX 2026)」に、一般財団法人日韓産業技術協力財団が設置する日本企業共同館の出展企業として参加することをお知らせいたします。

SEDEX 2026 出展告知

出展の背景

PFAS(有機フッ素化合物)は、半導体製造においてフォトレジストやエッチング液などの工程薬液に広く用いられてきた一方、環境残留性や健康影響への懸念から、日米欧韓で規制強化が進んでいます。日本では2026年4月から、水道水中のPFOS・PFOAの合算値を50ng/L以下とする水質基準が施行されました(出典:環境省)。半導体業界でも、工程薬液・純水・工程排水に含まれるPFASの管理や、原材料・リサイクル材へのPFAS混入のスクリーニングなど、製造現場での検査ニーズが急速に高まっています。

しかし、PFASの標準的な分析手法であるLC-MS/MS分析は、高額な装置と熟練した技術者を必要とし、結果が判明するまでに日数を要するという課題がありました。製造や環境管理の現場で「その場で、すぐに、繰り返し」PFASの有無を確認できる手段が求められています。

NanoFrontierは、独自のナノ粒子生成技術を基盤に、ナノ色素を水中に分散させ、PFASを低濃度・その場で検出する試薬を開発しています。特別な分析装置を必要とせず、製造・環境管理の現場に導入しやすいことが特長です。

展示・紹介予定

1. PFAS迅速検出試薬および測定サービス

半導体工場の工程薬液・純水・工程排水のPFASモニタリング、原材料・リサイクル材の受入検査、活性炭・イオン交換・膜などによるPFAS除去工程の性能検証といった用途を想定しています。ブースでは、ナノ粒子分散液およびPFAS検出サンプル(密閉バイアル)の卓上展示に加え、パネル・カタログ・タブレット動画で技術をご紹介します。現在は顧客から水サンプルをお預かりして当社ラボで測定するサービスを提供しており、今後は試薬の販売へと移行していく計画です。

2. 韓国企業との協業に向けた個別相談

半導体メーカー、半導体材料・薬液メーカー、水処理・環境エンジニアリング企業、分析機器メーカー、試験・分析機関、商社の皆さまに向けて、サンプル評価(PoC)、共同実証、共同開発、韓国国内での販売代理店契約などについて、ブースにて個別にご相談を承ります。

SEDEX 2026 開催概要

  • 名称: 第28回 半導体大展(SEDEX 2026 / Semiconductor Exhibition 2026)

  • 会期: 2026年10月14日(水)~16日(金)

  • 会場: COEX Hall C・D(ソウル特別市江南区)

  • 主催: 韓国半導体産業協会(KSIA)

  • 当社ブース: Hall D 日本企業共同館

  • 入場: 事前オンライン登録で無料(10月12日まで)、当日入場は20,000ウォン

  • 公式サイト: https://www.sedex.org/

  • 日本企業共同館運営: 一般財団法人日韓産業技術協力財団

SEDEXは韓国半導体産業協会が主催する韓国最大級の半導体専門展示会で、サムスン電子、SKハイニックスをはじめとする半導体メーカーから装置・材料サプライヤーまでが一堂に会し、毎年6万人以上が来場します(出典:主催者発表)。

今後の取り組み

NanoFrontierは、現在は有償の技術検証段階にあり、PFAS検出試薬の小規模製造への移行を進めています。本出展を通じて韓国の半導体・材料・水処理企業との実証や協業の機会を広げるとともに、量産条件を確立し、安定供給できる体制の構築を進めてまいります。

代表取締役コメント

「PFASは環境分野における最重要テーマのひとつであると同時に、半導体製造の現場にとっては、材料・薬液・排水の管理を日々の業務として積み上げていかなければならない課題です。しかし現場での迅速な測定は、依然として高コストで専門設備に依存しています。私たちは、独自のナノ粒子生成技術によって、特別な装置を用いずその場でPFASを確認できる手段をつくり、現場の管理そのものを変えていきたいと考えています。世界の半導体産業の中核である韓国の皆さまと、本展示会を起点に実証と協業を進めてまいります。」

代表取締役 井上 誠也

NanoFrontier株式会社について

NanoFrontierは、独自のナノ粒子生成技術を基盤とする、東北大学発のディープテックスタートアップです。化合物をナノサイズ化することで新たな機能を引き出し、環境・エネルギー材料への応用を進めています。第一弾の実装として、PFAS(有機フッ素化合物)の検出技術の社会実装に取り組んでいます。

会社概要

会社名: NanoFrontier株式会社
代表者: 代表取締役 井上 誠也
所在地: 宮城県仙台市青葉区片平2-1-1 東北大学産学連携先端材料研究開発センター215号室
設立: 2025年4月7日
事業内容:

  • ナノ粒子化技術を用いた試薬品・機能性材料の研究開発、製造および販売
  • ナノ粒子の製造受託および関連技術の提供
  • ナノ粒子化技術分野における技術ライセンスの供与および技術コンサルティング

公式サイト: https://nanofrontier.jp


本件に関するお問い合わせ
NanoFrontier株式会社
Email:corp@nanofrontier.jp
Web:https://nanofrontier.jp


最終更新日:2026年10月8日